忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

■ Coffee Break -- 金子みすゞと朗読CD

金子みすゞ・・・ご存知でしょうか。

西條八十から「若き童謡詩人の中の巨星」と賞賛されたみすゞ。でも
26歳の若さでこの世を去ったため、その作品は散逸し、幻の童謡詩人
といわれ、長い間その作品は明らかにされていませんでした。

児童文学者・矢崎節夫氏の16年間にわたる献身的なみすゞ探しにより、
没後50年余を経た1982年、512編の遺稿集が発見され、JULA出版局から
全集や選集が次々と出版されました。以来みすゞの詩にふれた人から
人へ波紋のように共感の輪が広がり、全国にみすゞファンが続出。今
なお、読者を魅了して止みません。

それは百の説明よりも一編の詩を詠んでいただいたらわかるでしょう。
俳優の片岡鶴太郎さんが一番好きだというみすゞの詩「蜂と神さま」と
彼女のスタンスがよく表れた詩「私と小鳥と鈴と」をご紹介します。


「蜂と神さま」           「私と小鳥と鈴と」

 蜂はお花のなかに          私が兩手をひろげても、
 お花はお庭のなかに         お空はちつとも飛べないが、
 お庭は土塀のなかに         飛べる小鳥は私のやうに、
 土塀は町のなかに          地面を速くは走れない。
 町は日本のなかに
 日本は世界のなかに         私がからだをゆすつても、
 世界は神さまのなかに。       きれいな音は出ないけど、
 さうして、さうして、神さまは    あの鳴る鈴は私のやうに
 小ちゃな蜂のなかに。        たくさんな唄は知らないよ。

                   鈴と、小鳥と、それから私、
                   みんなちがつて、みんないい。


              <JURA出版局刊 金子みすゞ全集より>


みすゞの詩はすべてのものに優しいまなざしを向け、“みんなちがっ
てみんないい”とすべてを認め合う“共生”を易しい言葉でうたって
います。そう、シンプルな彼女の詩に溢れるものは慈愛の心。それは、
百年の時を経た今、21世紀のグローバル社会に生きる私たちに、より
いっそう深く染みわたることでしょう。

電子辞書SHOPの姉妹店=点訳・朗読ボランティア支援サイト「点辞館」
では、生誕100年記念『朗読CD BOX金子みすゞ大全集』(10枚組/キング
レコード/税込 \20,000)の取り扱いを始めました。女優・若村麻由美
がNHKラジオで朗読した全作品(512編)に音楽をのせて収録。じっくり
耳を傾けるもよし、BGM 代わりに流すもよし、子供から大人まで大勢
の方々にぜひ聴いてほしい逸品です。

一杯の珈琲と金子みすゞの朗読CD・・・この秋のお薦めです。

  http://www.nichigai.co.jp/yomikata/misuzu.html

【キングレコード朗読CD-その他のラインナップ】
  http://www.nichigai.co.jp/yomikata/shop/king.html


                             (竹)

PR
この記事にコメントする
Name:
Title:
Mail:
URL:
Color:
Comment:
pass: emoji:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
最新CM
[12/09 山本ゆうじ]
[12/07 Lisa Hosoi]
[09/29 NONAME]
[09/29 NONAME]
[03/13 エラリー]
カレンダー
11 2017/12 01
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
カウンター
忍者ブログ [PR]
Copyright(C) TranRadar(トランレーダー)ブログ All Rights Reserved