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■ 翻訳業界雑記 第36回 チャレンジしてみよう!     吉野 陽

随分昔のことになりますが、私自身が中高生だった頃、翻訳といえば映
画の字幕が浮かぶぐらいで、翻訳を身近に感じる機会も皆無に等しく、
しかも受験英語の延長ぐらいの認識でしたので、翻訳の楽しさや奥深さ
を知ることもありませんでした。私自身のアンテナの張り方が弱かった
のかもしれませんが、周りの同級生も翻訳に関心を寄せる人は少なかっ
たように思います。

こんな昔話をしたのも、先日デイリー・ヨミウリが主催する中高生向け
の翻訳コンテスト「トランスレーション・チャレンジ」の記事を目にし
たからです。実際の記事は以下になります。

http://info.yomiuri.co.jp/event/content/daily1.pdf

私が中高生だった頃にもこんな素晴らしい催しがあれば、もっと世界が
広がっていたに違いないと思いつつ目を通してみると、課題取り組み時
の注意点がいくつか上げられていました。どれも実際の翻訳の仕事でも
いえることばかり。中でも興味深かったアドバイスが書かれていました
ので以下に抜粋してご紹介します。

「日本語に対応する英語を和英辞典で調べ、機械的に並べても、必ずし
も正しい英文になるとは限りません。1つの英単語には複数の意味があ
り、同義語も少なくありません。正解は1つではなく、様々な英訳が可
能です。どの単語を、どういう文脈で使うのが英文として優れているか
を、念頭に置きながら取り組むことが大切です。辞書には大抵、目的の
単語を使った例文が載っていますので、参考にするといいでしょう」

受験英語に慣れ親しんでしまっていますと、どうしても辞書の訳語をそ
のままに機械的に並べがちです。しかしこれでは翻訳としては不十分。
伝えたいことを正しく伝える“生きた”訳文が求められます。そしてこ
の“生きた”訳文を紡ぎ出す過程にこそ翻訳の奥深さや楽しさが潜んで
います。

残念ながら今回の応募は締め切りになっていますが、他にも中高生向け
に毎年開催されている「第五回洋楽翻訳選手権」の開催概要がそろそろ
発表になるようです。こちらは洋楽の歌詞を翻訳するというもので、昨
年はVAN HALENの「Jump」などが課題曲となりました。英語が苦手な人
も得意な人も、受験勉強の合間にチャレンジしてみてはいかがでしょう
か。きっと普段の学習では知ることのない、新たな発見があると思いま
す。

                  (アメリア事務局 吉野 陽)
              http://www.amelia.ne.jp/userTop.do
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