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 ■ 仕事としての翻訳                  井口 耕二

◆ビジネスの流れ

登録がすめば、翻訳会社のコーディネーターから仕事の打診を受ける準
備が完了です。プロの入口に立ったといえます。

●仕事の打診

登録してから初めての打診が来るまで、どのくらいの時間がかかるもの
でしょうか。

登録してすぐに声がかかることもあれば、1年も音沙汰がなかったあと
に突然話が舞い込むこともあります。何年たってもお声がかからないこ
ともあります。登録してすぐ声がかかるというのは、よっぽど優秀だっ
たか、その会社が必要としている分野が専門だったか、はたまた、ホン
トにたまたまというラッキーな場合だったかです。今現在、売れっ子に
なっている翻訳者でも、たいていは「トライアルに合格して登録はされ
たけど、仕事の打診が来ないよぅ~!」という、もんもんとした経験を
しているものです。

なぜ、すぐに打診が来ないのか。仕事を発注する側の立場にたってみれ
ばわかります。

あなたが登録される前も、翻訳会社の仕事は回っていました。すでに登
録されている翻訳者だけですべての仕事が処理されていたわけです。そ
こに1人、登録者が増えた。どうしましょうか。トライアルをしている
とはいえ、実際の仕事でどのような訳文を上げてくれるのかは不明で不
安があります。トライアルはいいのに仕事はボロボロ……そんな翻訳者
もいますからね。あなたに頼みたいと思う理由がなければ、大事をとっ
て「いつもの人」に発注したくなるのが当たり前です。

リスクをとってでもあなたに頼みたいと思うのはどのようなケースでし
ょうか。

「この分野の人が不足して困っていた」というケースなら、その分野の
仕事がきたとき、新しい人に回してみるでしょう。優秀であるなど「こ
の人は絶対、ウチに欲しい」と思う翻訳者だったら、いつもほかの人に
頼んでいた仕事を回してでも新しい人をつかまえようとするでしょう。

もちろん、「将来、翻訳者が不足したらお願いしようかな」のレベルで
あっても、少しずつ仕事を頼んで様子をみておくべきです。発注量を少
なくする、後処理の時間を長めにとるなどの対応がとれればリスクは小
さくできます。逆に言えば、そういう案件がはいってこなければ、新し
い人に発注できません。登録の直後にたまたまそういう案件が飛び込み、
発注してもらえればラッキーということです。

仕事の打診がこないなぁと思うなら、「営業」をかける手もあります。
翻訳会社には、あなた以外にもつぎつぎと登録されていきます。時間が
たてば忘れられるのです。ただし、しつこい営業はかえって嫌われます。
兼ね合いが難しいところです。相手によっても違いますし。トライアル
アンドエラーでやってみるしかありません。

そういう意味では、季節のあいさつを兼ねての営業がいいかもしれませ
ん。特に暑中見舞いはお勧め。お盆時期で「いつもの」翻訳者がお休み
しており、コーディネーターが困っていることがありますからね。営業
を兼ねるのですから、登録されている分野など、発注する側が欲しいと
思う情報は「さりげなく」記載しておきましょう。

近況報告を兼ねるのもいいと思います。「資格試験の上級に通った」
「最近、他社で別分野の仕事をしている」など、登録時と異なる状況が
生まれたとき、ハガキやメールでお知らせするわけです。

媒体は、ハガキとメール、それぞれに一長一短です。

ハガキはちょっと面倒です。特に最近のようにメールが普及すると、紙
媒体に書いてポストに入れるというのはなかなか大変だったりします。
発注につながらなかったとき、反応も期待できません。でもハガキなら、
「こんなの来てるよ~」と翻訳会社の中で回してもらえたり、ハガキを
見ながらコーディネーター同士であなたのことを話してくれたりといっ
た可能性があります。

メールは手軽です。自分にとっても手軽ですし、相手も比較的気軽に返
事が書けます。「こういう分野で登録されていますが、この分野の仕事
は、今、どういう具合でしょうか」などと聞いてみれば返事が返ってく
る可能性もあります。デメリットは、まず、送った相手にしか読んでも
らえないことがあります。かといって同報メールで多くの人に送るのは
スパムに近く、嫌われることがあります。だいたい、その翻訳会社のコ
ーディネーター、全員のメールアドレスを知っているとは限りません。
あなたが知らないコーディネーターのところに、あなたにぴったりの案
件があるかもしれません。もう一つのデメリットは、たくさんのメール
に埋もれて読み飛ばされること。メールは手軽な分、読まなくてもいい
ものまでたくさん届くことがあり、読む必要のあるなしでぱぱっと分け
てしまう人がいます。相手がそのような人であった場合、ごあいさつの
メールは「読む必要なし」側で読み飛ばされることがあるのです。

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