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■ トランネット便り ~ 山のようで山でなし

「今ねぇ、アザブヤマ入口にいるの」? 若い女性が携帯電話を片手に
そう喋っているのが耳に入ってきた。
数年前の8月、東京・麻布十番のお祭の日のこと。その女性は、韓国大
使館のある仙台坂の下の信号名である「麻布山入口」を読み上げていた
のだった。

「麻布山」はアザブヤマではなくアザブサンと読む。824年に空海によっ
て開山されたとされる麻布山善福寺の山号である。
山号とは、寺院の名に付与される称号。寺院が所在する山の名をそのま
ま用いているケースもあれば、仏教用語を用いているケースもある。つ
まりヤマとは関係ない場合もあるのだ。

以前、イギリス人の翻訳者に和文英訳を依頼した文章の中に、実在の寺
院の名称が含まれていた。その寺院の山号は地名とは関係のないもので、
本文では名称の繰り返しをふせぐために山号だけが記されている箇所が
あった。この翻訳者は、かなり優秀な人物だったのだが、さすがにこの
××山が実際の山ではなく、山号だということには気付かなかったよう
で、Mount ××と訳していた。

日本人だって、寺院を訪れても、そこの山号について、由来を学んだり、
考えたりすることは多くはないだろう。いわんや、他の文化圏のバック
グラウンドを持つ人々が、それぞれの山号の由来を調べていくのには、
かなりのリサーチが必要となるだろう。ひとつのサイトを読み、もしそ
こに不分明な箇所があれば、また別のサイトでその解明を求める。さな
がら、蟻地獄にはまったかのような状態だ。

しみじみ翻訳は重労働だと思う。

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