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■ トランネット便り ~ やがて哀しき外国文学

“That’s sort of a catch-22 situation, isn’t it?”
10年ほど前、筆者がイギリスで大学院に通っていた頃、ある日のランチ
タイムに、同級生が口にしたフレーズである。
瞬間、恥ずかしながら、この“catch-22 situation”がどういう状態を
示すのかはっきりとはわからなかった。会話の流れから、どうにか意味
を想像して、ごまかし気味に相槌を打つのが精一杯だった。

“Catch 22”が本のタイトルだということも、それがたいそうポピュラ
ーな本であるということも、今日にいたるまでポップやロックの歌詞に
頻繁に引用されるようなカルト的な小説だということも知ってはいた。
しかし、肝心の内容は知らなかったのだ。
因みに、“catch-22 situation”とは、この、60年代のアメリカ小説の
内容から「どうしようもない状態、ジレンマ」を指すのだが、イギリス
人の会話には意外に頻繁に登場する。
これは読んどかないとまずいのではなかろうか、とすぐに600ページ近く
もあるペーパーバックを購入した。

イギリス人は、小説や映画のタイトルをもじったり、台詞を引用したり
するのが大好きな国民だと思う。こうした引用は新聞の見出し、雑誌の
コラム…あらゆるところに登場する。
単語ひとつひとつは理解できても、元の文章の出典を知らないと意味を
完全に理解できたことにはならないかもしれない。“catch-22 situation”
がどのような状況を示すのかだけが分かるのと、ヨッサリアンの置かれ
た混乱した状況を念頭に置いた上で、面白可笑しくウィットに富んだ文
章を読んだ上での分かり方とでは、そもそも度合が違うだろう。翻訳に
あたっては、後者の方が明らかに豊かな表現を生み出せる可能性が高い。

こうして英語の勉強は果てしなく続くのだ…。

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